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先日、中小企業診断士の更新研修に行ってきました。
中小企業診断士の役割
中小企業診断士とは、中小企業の経営課題に対応するための診断・助言を行う専門家という位置づけで、法律上の国家資格として、経済産業大臣が登録します。
中小企業診断士は、企業の成長戦略策定やその実行のためのアドバイスが主な業務ですが、中小企業と行政・金融機関等を繋ぐパイプ役、また、専門的知識を活用しての中小企業施策の適切な活用支援等幅広い活動が求められています。
私は税理士法人で働く中小企業診断士ですが、なぜ中小企業診断士が税理士法人で働いているのか?と思われる方もいらっしゃるかと思います。
近年、中小企業の経営者のお悩みも多岐にわたっていて、税のアドバイスだけでなく、幅広い角度からの支援が求められており、それにお応えするため私のような中小企業診断士が働いております。
多様な中小企業施策
さて、更新研修の内容ですが、
(1)滋賀県の中小企業・小規模事業者支援施策について
(2)「地域資源を活用した中小企業支援」
中小企業施策に関しては、県だけでも実に多くの施策がありました。
個人的に滋賀県が積極的に推進しておられると感じたのは次の2つの分野です。
(1) 創業支援
「小規模事業者新事業スタートアップ支援補助金」を県独自の施策として推進しているとのことでした。この補助金は1~2年の短期計画を策定し新商品市場化や販路開拓を進めていく小規模事業者新事業に対して上限30万円が補助されるとのことです。
(2)伝統工芸品の振興
「滋賀県伝統的工芸品販売促進支援事業」といって県内の伝統的工芸品を国際見本市に出展することで新規顧客の拡大、販路の拡大を行い、事業者の事業承継に備えるというものです。
このような中小企業・小規模事業者支援施策は国、県、市町村がかなり積極的に打ち出しています。うちの会社では何が使えるのだろうかと思っておられる経営者の方も多いと思います。経営者の皆様と一緒に探しながらの支援もできますので、ご興味がある方はお気軽にお問い合わせください。