今年はカレンダーの関係で年末年始が9連休となり、今日1月6日が仕事始めになりました。年が明けてから既に6日も経ちますと、お屠蘇気分もどこへやらという感じですが、新しい2025(令和7)年がより良い一年になることを祈念したいと思います。
さて、今年は昭和に換算すると、ちょうど100年になります。昭和世代にとっては自分の生まれ年を100から引き算すれば年齢が計算できるという便利な年なのですが、その後の平成、令和を通じて昭和世代も少数派になったのかと思いきや、調べてみると総人口に占める割合はまだ7割近くあるようです。確かに、昭和という時代が63年もの長きにわたったことや、その後、時代を下るごとに出生率が大きく減少してきたことを思えば、「そら、そうやな」と納得した次第です。
とはいえ、初詣に出かけた神社の掲示板に、今年の干支は乙巳(きのとみ)で、平成元年生まれの人たちが3回目の年男や年女になると記されていました。36歳といえば社会で中堅どころとして活躍している年代ですから、やはり世代交代は着実に進んでいると考えるべきでしょう。令和生まれの孫が5歳になりますが、子や孫たちの世代にとって2025(令和7)年が良い年であったと振り返ってもらえるのかどうか少々不安なきにしもあらずです。
某シンクタンクが発表した資料によりますと、物価高と人材不足、さらには金利の上昇や米国経済に対する懸念から、「景気は悪化する」もしくは「踊り場局面に留まる」と予想する企業が3分の2を超えるとしています。政治の世界に目を転じても、参院選での与党劣勢を受けて現政権が退陣するシナリオもあり得ますし、立憲民主党政権の誕生や国民民主党が連立政権に参画して現政権の維持に与する可能性も低くないと思っています。30年以上も前の話になりますが、過半数割れした自由民主党が社会党と連立するという「禁じ手」で政権を維持したことがありましたが、その時に阪神淡路大震災に襲われたのでした。繰り返してほしくない歴史はあるのです。