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2024.07.01|CEOコラム

真似をするより、真似される方がマシ ~CEOコラム[もっと光を]vol.229

 今日から7月。早いもので、今年も折り返し点に達しました。弊社はグループ法人も含めて事業年度末を6月としていますので、2023-2024年度を無事に終えることができました。事業環境に関しては、ご多分に漏れず人件費をはじめとする諸原価の高騰に加えて人手不足の顕在化と人材確保難など決して楽観できない状況でしたが、なんとか計画通りの運営ができたことに胸をなで下ろしています。

 

 また、この時期は今年の税制改正を反映した「マンガと図解 新・くらしの税金百科」の改訂版が出版されるタイミングですが、先月末に無事「2024→2025版」が完成し、順次書店の店頭に並びつつあると思います。機会がありましたら、是非、手に取ってご覧いただければ幸いです。書籍冒頭の「くらしのゼミナール」では、所得税・住民税の定額減税や住宅関連税制の改正項目について取り上げています。

 

 さて、この「マンガと図解 新・くらしの税金百科」ですが、小職が執筆を担当してから早や23年が経過しました。この間、発行部数は残念ながら漸減傾向をたどり、当初の5万部から現在ではその4割弱にまで落ち込んでいるのが実情です。ネット情報が溢れる中、「紙」の出版物が苦戦していることはご承知の通りですが、残念ながら「マンガと図解 新・くらしの税金百科」もその例外ではないと言うことです。

 

 さらに、いわゆる「パクリ本」に市場を侵食されている事実も見逃せません。書籍のコンセプトのみならず、タイトルまで「マンガでわかる!税金のすべて」とか「図解 いちばん親切な税金の本」などとパクられています。柳の下にそれほど多くのドジョウはいないのですが、自由競争ですからやむを得ないのでしょう。もちろん、クォリティーで勝負しているという自負は抱きつつ、「真似をするより、真似される方がマシ」と自分に言い聞かせています。

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