コロナ禍がようやく沈静化に向かい、今日(3月13日)からマスクの着用が屋内外を問わず個人の判断に委ねられることになりました。この「脱マスク」に至る一連の流れの中で、今年の確定申告期限についても特段の延長措置等はなく、通常の3月15日となっています。振り返りますと、コロナ禍にあった過去3年間、期限の延長や猶予措置等に馴染んだ結果、ともすると3月15日に対する意識がやや希薄になっていたことも否めません。その意味で、今年は改めて3月15日を期限として再確認することを指示していました。
その甲斐もあって、今年の確定申告業務は今日現在でほぼ出口が見えている状況にあり、まずは安堵しているところです。実は、弊社では先週末の3月10日の終業時刻をもって社内締め切りとしていたので、本来であれば既に業務は完了したと宣言していなければならないのですが、追加依頼していた資料の未着などの理由で社内期限を徒過したものが若干あるとの報告を受けています。
ところで、安堵しているといえば、この時期あれこれと思案を余儀なくされていた義理チョコへの返礼品について悩まなくて済んだということがあります。毎年、義理チョコには感謝もする一方で、返礼品の扱いに心を惑わされていたので、今年は勇気を奮って「義理チョコ辞退宣言」を発したところ、2月14日は何事もなく平穏に過ぎたのでした。その結果、ホワイトデーと称する心穏やかならぬイベントから解放され、心は晴れやかです。
考えてみれば、義理でチョコレートをもらう一方で、それに対してクッキーやキャンディー等の返礼品を用意するなど、どこかの洋菓子屋の陰謀に他ならないと強く疑い恨んでいたのですが、辞退宣言を出せばピタッと止むのですから、改めてたわいのないイベントであったと再認識しています。義理チョコと同列に扱うのが相応しいかどうか少々難しいところですが、年賀状や盆暮れの贈答なども形式的なイベント(虚礼とまでは言いませんが…)であることから、昨今の風潮からはいずれ廃れていくようにも思います。