今年も「新・くらしの税金百科」の改訂作業が順調に捗り、「2021→2022版」が今月初から書店の店頭に並んでいます。
https://www.hikari-tax.com/publish/5156.html
https://store.skattsei.co.jp/book/products/view/1775
昨年からマンガが動物キャラクターになり、今年も同じ路線を踏襲しましたので、あまり代わり映えがしませんが、改正内容はしっかりと織り込んでいます(^_^)
ご承知の通り、税制改正の中身は前年末に公表される税制改正大綱で示され、具体的な法案が可決されるのは年度末になります。改正法は「改め文」の状態、つまり「第○○条中「…」を「…」に改め、「…」の下に「…」を加え、「…」を削る」という表現で官報に公告されますが、とても読みずらいため、いわゆる新旧対照表の公表を待って改訂作業を進めることになります。そのため、ゴールデンウィークの行楽地の様子を伝えるニュースを横目に、こちらは原稿と格闘中という状況を余儀なくされることになります。
さて、このようなゴールデンウィークを既に20回も経験してきました。振り返りますと、2001年に出版社から大幅なリニューアルに際しての担当を依頼され、新たな目次構成などを打ち合わせながら執筆に着手してから早いもので20年が経ちました。その翌年に装いも新たに「2002→2003版」が上梓されましたが、今年の「2021→2022版」が加わったことで、所長室の書棚には20冊が揃ったことになります。この20冊を改めて眺めますと、あっという間の20年であったようにも思います。
この20年の間、いろいろな苦労もありましたが、次のようなアマゾンのレビューを読むと、少しは報われたような気もします。
「内容が多岐にわたり解説されています。マンガだから読みやすいし、見たい項目が一目で見れて、パラパラめくり読みしているだけでも、新しい知識が入ってくるのが、とても良いと思います。」
「課税の基本的な考え方のページもありますし、他の本のように、サラリーマンの節税だけ載っているというのではなく、自営業者、高齢者、投資、相続まで網羅されていて、よくできた解説書だと思います。」
こうした声に背中を押されて、また来年も頑張ろうと思う今日この頃です。