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2021.07.12|CEOコラム

成功する会社業務のデジタル化 ~CEOコラム[もっと光を]vol.75

 中小企業にとって、デジタル技術を活用した業務改善は避けて通れない課題となっています。そうした中、出版社からの依頼で「成功する会社業務のデジタル化」と題する小冊子を執筆することになり、税理士法人のみならず社会保険労務士法人の手も借りて脱稿し、先週末は校正作業に没頭していました。

 

 監修者として 、「はしがき」の冒頭には次のように記しました。「DXは、Digital Transformationを省略したもので、直訳すれば”デジタル転換”ですが、その意味するところは”デジタル技術を用いてビジネスや生活の質を向上させること”に他なりません。このデジタル技術を駆使した業務改善や競争優位の必要性については、多くの中小企業で既に認識されてはいるものの、具体的なアクションは未だ端緒に就いたばかりというのが実状のようです。しかし、新型コロナウイルス感染症への対応や働き方改革推進の掛け声とともに、その取り組みは一気に加速したともいわれています。」

 

 では、中小企業におけるデジタル化の具体的な内容としては、どのようなものがあるのでしょうか。すぐに思いつくところでは、業務プロセスの一部自動化やペーパーレス化、Web会議といったコミュニケーションのオンライン化などが挙げられると思いますが、いずれも目的は「人員やリソース削減のための業務効率化」にあります。将来の人口減少に伴う労働力不足を補うという長期的な視点からも必要とされる目的であることは言うまでもありません。

 

 ただ、その一方で、DX実現のカギともいえる「データの活用」に関しては、「データの収集や入力が不完全」、「収集したデータの分析が不十分」、「データとアナログの資料の混在による混乱」といった課題も浮き彫りになっています。つまり、中小企業のDXも、その志とは裏腹になかなか容易ではないことから、「成功するデジタル化」をキーワードに、デジタル化を首尾良く進めるためのヒントとノウハウを小冊子にまとめたというわけです。8月末には完成の予定ですので、出来ましたら改めて本ブログでも紹介したいと思います。

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