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2020.09.07|CEOコラム

数字に対する興味と関心 ~CEOコラム[もっと光を]vol.31

 仕事柄もあって、数字に対する興味や関心が少々強いように思います。例えば、身近なところでは、公認会計士や税理士といった資格に関わる登録番号のことが気になりますし、クルマのナンバーや型式番号、それに鉄道車両の付番なども登録番号という意味では同一ですから、これらも興味の対象になります。

 

 そのような中、取引をさせていただいている滋賀銀行さんの彦根支店が近隣の支店と統合して移転すると聞き、改めて数字のことが気になりました。実は、滋賀銀行はナンバー銀行のひとつである百三十三銀行をルーツとしており、彦根支店はこの百三十三銀行のかつての本店だったところなのです。確かに天井が高く、石造りの建物が醸し出す重厚な雰囲気は歴史を感じさせるのに十分なものです。もっとも、由緒があるとはいうものの、「このご時世には、やや使いにくい…」という支店長の独白も頷けるところですが、間もなく長い歴史にピリオドが打たれると聞くと、少々残念な気もします。

 

 さて、百三十三銀行は過去の銀行ですが、現存するナンバー銀行としては、新潟の第四銀行をはじめ、岐阜の十六銀行、長崎の十八銀行、三重の百五銀行や香川の百十四銀行などがあります。かつての第一勧業銀行も第一銀行に由来するものでしたが、その後、みずほ銀行になり、第一の名称が消滅したことはご承知の通りです。一方、長野には八十二銀行がありますが、これは当初からのナンバーではなく、長野県にあった十九銀行と六十三銀行が合併する際に新名称を「19+63=82」にしたという経緯だそうです。そういえば、来年5月には、三重銀行と第三銀行が合併して「三十三銀行」が誕生すると聞いていますが、これも「30+3=33」ということのようです。

 

 このように、銀行名としての数字にも興味は尽きませんが、現在執筆中の書籍に付されるISBNコードなども気になる存在です。お手元にある書籍を手にとって、その裏表紙をご覧ください。そこには上下2本のバーコードが印刷され、それぞれのバーコードの下に数字が印字されているはずです。さて、この数字達は一体何を示しているのでしょうか。そんなことを考え出すと、みなさんも数字に対する興味と関心が湧いてきませんか(笑)

 

【注】ナンバー銀行とは、 明治時代に作られた銀行のことで、設立順に1番から番号が割り振られたことから、そのように呼ばれています。

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