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2020.03.30|CEOコラム

漢字は面白い~CEOコラム[もっと光を]vol.9

 前回は配偶者の語源についてお話ししましたが、漢字のルーツを辿ると新たな発見や感動があって知的好奇心が刺激されます。日経新聞日曜版に阿辻哲次氏が執筆されていた「遊遊漢字学」を毎週楽しみにしていたのですが、昨日(3月29日)で連載終了となり、わが知的好奇心が少々寂しがっています…

 それはさておき、たまたま人の名前を考える機会があって、やれ画数だの、読み方だの、意味だのと周辺が賑やかになってきたので、ここは漢和辞典の出番ということで、書棚から引っ張り出してきてパラパラとページをめくったところ、これがなかなか面白く、とりわけ由来する甲骨文字や篆文などが「なりたち」として表記されていることに改めて興味をそそられました。広辞苑を「引く」のではなく「読む」という経営者の方がいて、その方の博識にはいつも脱帽しているのですが、いやいや漢和辞典も読み物として結構楽しめることを再発見した次第です。

 さて、前回の「配偶者」ですが、配という漢字の成り立ちは、甲骨文字を見ると左側が壺のような形をしており、これが「酉」に転化し、右側は人間が中腰になっている姿を彷彿とさせますが、これは音を表す「妃」の省略形だそうです。両者が合体して「結婚を祝う酒」を意味し、転じて「ならぶ」、「つれあい」の意味に用いられるようになったとのこと。「う~ん、なるほど」です。

 筆者の姓の一字である「光」も、甲骨文字を見ると、いかにも燭台と思しきものの上で炎が燃えている様子が見て取れます。したがって、本来は「火」の下に「儿」と書いていたものが「光」に変形したと説明されています。弊社グループの名称の由来が、この「光」であることは言うまでもありませんが、その意味するところは燃える炎であることから、いつまでも情熱を失わない熱いプロフェッショナル集団でありたいと念願しているところです。
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