1.第12回公募見直しの概要
①支援枠の見直し
コロナ融資の融資を受けている事業者への支援として「コロナ回復加速化枠」を作り、コロナの影響が継続している事業者への支援に注力します。また、成長分野への事業再構築やグリーン分野での事業再構築等を行う事業者への支援として「成長分野進出枠」、国内サプライチェーン及び地域産業の活性化に取り組む事業者(製造業)への支援として「サプライチェーン強靱化枠」と3枠の簡素な形に整理されました。
②その他の制度的変更点
その他の制度的な主な変更点は以下の通りです。
・事前着手制度は原則廃止
・コロナ債務を抱える事業者に加点措置
③事務局審査の強化
運用面での改善を図るため、以下の審査に関する強化事項が発表されています。
・採択審査におけるAI活用により、類似案件の排除(同じ計画書の使いまわしを防止)
・特定トピックの申請が集中した場合、一時的流行による過剰投資誘発の恐れがあることから、システム上検知し、審査を厳格化
・事務局が選定した申請については、WEBにて口頭審査を実施
・採択後の交付審査・実績審査においても、AIを導入し審査を標準化・高度化
④申請後の変更
申請後も、報告の頻度が強化されています。
・事業化段階の報告を四半期毎に行うことを義務化
2.12次公募の事業計画書について
12次公募の事業計画書については、より新規性があり実現可能性が高い計画とする必要性があります。また、公的補助の必要性についても、求められます。審査も厳格化されることになりますので、補助金の趣旨や公募要領に沿った取り組みについて、明確な計画書になっていないといけません。
弊社では、事業再構築補助金についての内容について、専門の担当者がご説明させていただきます。ご興味のある顧問先様については、お気軽に担当にお声がけください。
(文責:大津事務所 間宮)
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