度重なる緊急事態宣言やまん延防止等重点措置で事業主様、経営者様は資金繰りや今後の事業展開等について、日々頭を悩ませておられるかと思います。この危機的状況を打開するため、補助金や助成金の検討をされている方、既に受給されたという方も多いでしょう。
　コロナ禍を乗り切るため、ポストコロナを見据えた事業拡大のため、今どのような制度があるのか、そもそも補助金とは？について概要をご紹介しますので、お役立てください。

　次にどうやって自社に合った補助金を探すのかご紹介します。
Googleで「補助金」と検索するとおよそ325百万件ものサイトがヒットし、使えそうなものを探すだけで一苦労です。
そんな時に役立つのが以下のサイトです。どちらも公的な機関が運営しており、国だけでなく、地方自治体の制度も検索ができます。

J-Net21
独立行政法人の中小企業基盤整備機構が運営する、中小企業とその支援者、創業予定者とその支援者のためのポータルサイトです。様々な経営課題ごとに、知りたい情報を簡単に探すことができます。

ミラサポplus
補助金・給付金等だけでなく経営課題への支援制度を随時更新している、経産省や中小企業庁が運営するサイトです。

・事業再構築補助金
今般の状況で当面の需要や売り上げの回復が難しい中、ポストコロナ・ウィズコロナを見据え、思い切った事業再構築を行って、現状を打開する事業者の挑戦を大きく支援する補助金です。1兆円を超える予算のある最注目の補助金です。
　補助金額：100万～8,000万円
　補助率　 ：1/2～3/4
　次回締切：2021年9月21日

・IT導入補助金
中小企業・小規模事業者が自社の課題を解決し、業務改善や売上向上を目指す目的で導入するITツールの費用の一部を支援します。コロナ禍で業務の非対面化にシフトしつつ労働生産性向上を図る企業向けに補助率を引き上げた制度もあります
　補助金額：30万～450万円以下
　補助率　 ：1/2～3/4
　次回締切：2021年9月30日（次々回は同年11月中予定）

・月次支援金
緊急事態措置・まん延防止等重点措置に伴う飲食店の休業・時短営業又は外出自粛等の影響を受けて売上が50%以上減少した事業者等の事業継続、立て直しを支援する助成金です。
　補助金額：～20万円
　申請期限：2021年11月までの毎月月末

詳細は各種補助金のホームページ、最新の公募要領をご参照ください。補助金名をクリックしていただくと直接アクセスできます。

　このように補助金を活用することで、自社の費用負担が減れば投資はしやすくなります。
　しかし、申請書類を準備したり、事業計画を作成したりするのには時間もかかります。そして補助金事業は、採択された後で事業を実施しさらに事務局へ報告を行った後にようやく補助金が入金されるため、数ヶ月にわたることもあります。補助金の経費は先払いとなるため、資金繰りにも注意が必要です。場合によっては金融機関との相談も行う必要があるでしょう。
　活用すると便利な補助金事業ですが、費用負担や事務負担も少なからずあるため、本当に自社にとって必要なのか、一度踏みとどまって考えることも重要です。

　この補助金活用したいけどどうすればいい？自社に合った補助金はないか？等ありましたら、ぜひ一度お問い合わせください。専門のチームもあるので、最適なサポートをご提供いたします。（文責：大津事務所　中田）