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スタッフコラム

2023.01.15|会計

スキャン作業の効率化の検証

近年のデジタル化・電子化の流れによって、われわれ会計事務所の業務内容も変化しつつあります。

今回はその中の一つ、「領収書のスキャン作業」に焦点をあて、いかにこの業務を素早くこなせるようになるかを検証していきたいと思います。

・筆者のスキャン方法

まず筆者が使っているスキャナは「scan snapIX100」です。

 

 

筆者は基本的に1枚1枚スキャンしていきます。

読み込んだ領収書をペンでチェックしたい人間だからです。

 

チェック!

 

 

ちょっとしたコツですが、1枚1枚取る時は「縦」じゃなくて「横」向きでスキャンしましょう。その方が早いです。

横向きだと入りきらない場合は縦に読みましょう。

 

 

検証のために、筆者が集めた領収書を30枚ほど用意しました。これを筆者のやり方でスキャンしていきます。

 

※居酒屋の領収書もありますが、筆者は成人したおっさんなので問題ありません。

 

 

ちまちまとスキャンしていきます。

 

 

かかった時間は「2分21秒」(後述の検証との比較のためペンでチェックは省略しています)。やはり1枚1枚だと遅いですね。

 

 

 

ScanSnapiX100は2枚同時にスキャンが可能です。これは公式の機能で、「デュアルスキャン」といいます。かっこいい名前ですね。

 

モバイルモデル ScanSnap iX100 | スキャナーならScanSnap | 富士通(Fujitsu Japan)

 

 

筆者はこの方法に不慣れなので、普段この方法を使う職員のやり方を見せてもらいました。

 

 

・Aさんのスキャン方法

Aさんのスキャン方法は、スキャナを体と並行方向にセットし、2枚同時にスキャンしていく方法です。

 

 

このやり方はデュアルスキャンの基本の型のようで、公式でもそうなってますね。

 

引用元:2枚同時または交互に原稿をスキャンする | ScanSnapヘルプ (fujitsu.com)

 

かかった時間は「1分23秒」。筆者より58秒ほど速いです。圧倒的じゃないですか。

 

このスキャナ、1枚読んだあとに1~2秒ほど停止する時間が発生するんです。この方法なら常時読みっぱなし状態になるので、その停止時間を回避できます(一定の長さや20枚まで、みたいです)。

ただし、たまに2枚重なって読んでしまうことがあるらしく、Aさん曰く「スキャンした後は重なってないか確認している」とのこと。

また、この方法だとペンでチェックができないので、必要な場合は全部スキャンした後にまとめてチェックしたりなどの工夫が必要ですね。

 

 

・Bさんのスキャン方法

番外編ですが、別の型を使うBさんのスキャン方法を紹介します。3枚同時にスキャンする方法です。トリプルスキャン、とでも呼びましょうかね。

 

 

最初に読み込ませる(一番左)の部分は、長めの領収書をもってくるのがコツだそうです。あとBさんは排出ガイド(蓋みたいな部分)を上げて取るようです。「なんとなくこうしている」ということで、個性が出ますね。

 

時間は「1分53秒」でした。Aさんのデュアルスキャンよりは遅いですが、作業の流れ的にスキャンした領収書が手元にある(整理されている)状態なので、その部分も加味するとと、わかりませんね。

この方法もペンでチェックが難しいので、工夫が必要になります。

 

 

・最後に

本来の趣旨は、筆者がデュアルスキャンを使えるようになって業務の短縮化を図りたい!ということだったのですが、今回はそこまで踏み込むことができませんでした。

どうしてもペンでチェックを入れようとすると、スキャナを自分と垂直向きに置きたいのですが、人間の手の構造上、この状態で2枚入れるのが難しいです(失敗しやすい)

 

右手が痛い…

 

読み込んだら勝手にチェックを入れてくれるスキャナがあればいいのですが…。

何かうまいやり方を模索したいものです。

 

文責 札幌事務所 伊藤

 

 

 

 

※弥生会計を使用している方は、筆者が書いた過去記事もぜひご覧くださいね。

【覚え方付き!】弥生会計のショートカットキー5選(初心者向け)|ひかり税理士法人 (hikari-tax.com)

 

 

 

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