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スタッフコラム

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2022.05.23|会計

【経理改善】脱属人化の第一歩

さて、先週のコラムでは経理業務の脱属人化の必要性について述べました。

では実際に脱属人化の対策を講じていく際には、どのような順序ですすめていけばよいでしょうか?少し整理してみました。

1.目的はなんですか?

見失いがちになるのが目的がなにかを明確にすることです。
昨今の流れからも、やはりデジタルツールを導入して自動化や時短化をしたい!と考えておられる方も多いと思います。
ですが、導入すればすべてがうまくいくわけではありません。
自動化は、手段の一つであり目的ではないからです。

2.それ本当に必要ですか?

業務の棚卸しは、絶対に必要です。
どういう業務があるのか、どういうプロセスで行っているのか、なぜ行っているのか

業務の棚卸ができたらを一度業務プロセスを疑ってみてください。

 ・以前からしているから。
 ・そのように先輩に教わったから。
 ・マニュアルに書いてあるから…

そういう理由で、続けている事ありませんか?

どんな事も時代や事情に応じて、変化していくのは当然ですが
過去から続けている事を私たちは「絶対に正しい」ものとして進めることが多くあります。
「なぜ行っているか」を考えながらすれば、必要なことと不要なことが分かってくるはずです。

3.今の業務プロセスすべてを再現しようとしていませんか?

もし、自動化しようとするならプロセスは、シンプルなほうが良いです。
今の方法そのままをなにかのデジタルツールに表現しようとすると
「この工程はこのツールでできるけどこの部分ができないな…」
「このツールとこのツールを組み合わせて…この部分はこのツールで…」
みたいになり、余計に迷路のように複雑なプロセスになりかねません。

人間は、思っている以上に優秀で複雑なプロセスも柔軟に対応できてしまうので、そのままを表現しようとすることは、なかなか過酷な道のりだということを理解してください。
ですので、導入するデジタルツールに合わせた、フローの見直しが必要な場合が多いです。

4.さいごに…

いつ来るか分からないその時のために、こんなに考えないといけないの!?
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。人がいる状態では、なかなか踏む出せない領域かもしれませんね。
でも「それ」は突然やってきます。
少しずつでも、一歩ずつでも一緒に始めてみませんか?
なにから始めればいいか分からない。どうすればいいか分からない。
ご安心ください!是非、一度ご相談ください!

(文責:京都事業所 岡田)

※当社では、顧問契約を締結しているお客様以外の個別の税務相談には対応いたしかねます。何卒ご了承ください。

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