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知立国家の現状と一神教の聖地を辿る-イスラエル紀行の「はしがき」~週刊ひかり vol.24

2019.09.17 経営

 筆者は、近畿税理士会に登録している公認会計士の有志で組織する研修団体である「近畿税務研究会」の役員をしているのですが、このたび研究会創立50周年を記念して海外研修を実施することになり、先週1週間余の日程で参加してきました。
 で、行き先はハワイやゴールドコーストといったリゾート地などでは勿論なく、また西海岸やパリ、ローマといった定番の観光地でもありません。ここは研修を主たる目的とする研究会の周年事業ですから、決して物見遊山ではなく、現代社会の歴史や現状を知る機会に相応しい場所を選定することとなり、種々検討の結果、イスラエルを訪問することになりました。
 しかし、みなさんがイスラエルという国に対して抱いているイメージはややネガティブではないかと思います。筆者も留守を預かってくれる秘書に旅程表を手渡したところ、「えっ、所長、ここって大丈夫なのですか?」というコメントが返ってきました。確かに、建国の経緯から近隣諸国との紛争の歴史を重ねて今なお平和が成就していない国という印象に加え、米国とイランの対立によって何かと焦臭い中東地域へ出向くわけですから、それも止むを得ません。
 そのような状況の中、イスラエル訪問を決めたのには二つの理由があります。一つは、日本の四国ほどの面積で有力な資源もなく、非友好国に囲まれている国土の現状から、国家の未来は知恵の創出に見い出す他はないという知立国家戦略の一端を垣間見ること。もう一つは、西洋思想の底流となっている一神教の歴史に触れる機会を得ることです。ユダヤ教とキリスト教、そしてイスラム教という同じ唯一の神を信じる宗教は世界人口の約6割にも達するわけですから、信じるか信じないかはともかく、その発祥の地とされるエルサレムを自らの目で見ておくことは有意義だと考えたからです。職業的に言えば、監査手続としての「現場視察」を敢行したというわけです。
 おかげさまで6泊9日の日程を滞りなく消化して先日帰国しました。ついては、研修の成果を自分なりにまとめる意味も込めて、次週以降の本ブログで「イスラエル紀行」をいくつか紹介していくことにしたいと思います。
 

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